地震対策の基本情報について

日本は世界有数の地震国です。

「地震対策の基本情報」では地震に対する知識・対策についての解説を 行い、また脚光を浴びている地震保険のご紹介を行っています。

地震発生を防ぐことは不可能ですが、科学の進歩と共に「地震予知」に 関しては少しずつ解明されつつあります。しかしながら私たちに とって一番大事なのは起こってしまった地震に対していかに対処 するかです。

そのためには地震が起こる前にその善後策を立てておくことです。

いざ地震という時に慌てず冷静に対応することが地震による被害を最小限 に食い止め、地震からの迅速な復旧に繋がります。

こんな自然現象に注意!

地割れ

強い地震動によってできた地表の割れ目を指します。

盛り土・埋立地・斜面などに生じやすくなります。

地下の岩盤中にできた断層のために生じたものもあり、
この断層に沿って地割れの群が長く続くことがあります。

地割れははっきりと目視できるものもありますが、中には
細かく亀裂が入っていて目視できにくいものもあります。

地震後に車やバイクで運転する場合は特に注意が必要です。


土石流

一般に土石流とは、山や谷の土砂(土や砂、石)が大雨など
で崩れ、水と混ざってドロドロとなり、ものすごい勢いで
山の麓に向かって流れてくるものです。

地方によっては「山津波」、「てっぽう水」と呼ぶ場合もあります。

土石流はたいてい大雨が原因で起こりますが、地震や地すべり
で崩れた土が川に入ったり、雪どけ水が土砂と混ざったりして
起こることもあります。また、火山の噴火のあと、つもった火山灰に
雨がふって起こる土石流もあります。

地震による土石流は強い地震動によって、斜面が崩壊し、
土砂や岩石が谷を非常な速さで流れ落ちる現象を指します。


液状化

水で飽和した砂質地盤が地震時に液体のようにふるまう
ことを指します。

流動化・流砂現象・噴砂現象・クイックサンドとも言います。

液状化が起こると、砂まじりの水が地表面に噴出したり、
地盤が亀裂・沈下したりします。その程度によっては、
マンホール・下水管などは地表に浮き上がり、橋台・ビル
などは沈下・傾斜します。

液状化を防ぐには

@地下水位を下げる
A地盤を締め固める
B土の粒度分布を変える

などがあります。


発光現象

夜間の大地震の時、空中に稲妻のような発光が認められた
ということがしばしば報告されています。

一種の放電現象と思われるが、どのようにして起こるかは
まだ解明されていません。

地震時には岩石に異常な圧力が加わっていることは想像
できますが、岩石はその圧力から受けたエネルギーに
よって破壊されていきます。その過程において、エネルギー
はさまざまな別な形のエネルギーに変換されると思われ
ます(熱エネルギー・光エネルギー・音エネルギーなど)。
その一部が放電現象として現れるのかもしれません。


津波

津波は震源域の全部または一部が海底下にある浅い
大地震に伴うもので、海底の隆起や沈降によってその
上の海水が乱され、それが水の波として伝わっていく
現象です。

津波の伝わる速さは海の深さの平方根に比例します。

沿岸部では大地震の後、津波警報に特に注意する必要
があります。可能であればすぐに高台等に一時避難する
のがよいでしょう。

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